自宅介護の模索

先日、娘と同じ病室で隣のベッドにいたことのある男の子が亡くなり、家族でお通夜に行ってきました。

娘と同じような境遇の子が亡くなったというのは、僕ら夫婦については重たいものだった。

「ちいやん、家に帰りたいんじゃないかな」妻がポツリと言った。

僕も、娘を家に連れて帰りたいという気持ちがあったけど、実現するにはいろいろと障壁があって、積極的にその事について話したことはあまりなかった。

妻からさっきの言葉が出た事については、意外だった。

自宅に連れてくるとしたらいろいろな課題がある

まず設備の用意

ベッド
レスピレーター(呼吸器)
酸素ボンベ
痰吸引器(痰をバキュームして吸い取る)

それよりも、24時間誰かがついて行わなければならないこと

2時間ごとの短吸引、体位交換
オムツの交換
経管栄養

毎日の清拭、洗髪

などなど

近くに手を貸してくれる親族の居ない我が家では、これらをすべて夫婦で交代でやらなければならない。

僕の仕事はどうするのか、妻の仕事もどうするのか、あわせて家事も。

そして、大きな問題は、往診してくれる主治医がいるかどうか。

通院するとなると、もう救急車が必要になるんだろう。

精神的、体力的にも高いハードルがいくつも思いつく。

でも、僕の本心は、自宅に帰してあげることが出来るならそうしたい。

では

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