長期脳死

長期脳死という言葉があることをしったのは、娘が脳死になってから少し後のことです。

脳死と植物状態っていうのは違うんです。詳しくはググってもらえればと思います。
植物状態は自発呼吸があることが多いんです。しかし、脳死は自発が無いので呼吸器が必要。


特にこどもに多いらしいんですが、脳死の状態が比較的長く続くことがある。
30日以上その状態が続いている人のことを長期脳死というらしい。

僕の娘は1年と4ヶ月近くその状態。

こういう患者は結構いるらしい。もうちょっと元気になったらまとめてみたいと思います。

世の中には、わが子が長期脳死になっても、心臓が動いている限り生きている。と前向きに考え、自宅療養にする家庭もあるみたいです。

でも、僕が思うに、このまま延命し続けて意味があるのか?と思ってしまう。
CTスキャンの画像を見ても、脳の形態はまったく見えなくなっていて、のっぺりした餅の断面のように見える。
脳は機能をしていないので、息をしろとの命令が脳から出されないので、無理やり人工呼吸器で呼吸をさせている。

目も開けない、永遠に眠ったままの状態。

意識は、、無いと思う。もし周りの声が聞こえていたら、それはそれでとてもつらい。

この子にとって、幸せなのか。残された僕たち家族にとって幸せとは何なのか。

莫大な医療費をつかって延命させる意味があるのだろうか。

なんだか、いろんな疑問ばかりで、翻弄され続けてきました。

もちろん、少しでも回復する希望があるのなら話は違います。その希望に向かって突き進むだけ。

これが5歳程度の抱っこできるくらいの大きさなら、家に連れて帰って介護することもできるだろうけど。家に連れて帰るっていっても、もう11歳にもなる娘の体は大きくてどうしたもんかと。

今日はここまで

では




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