父と

外出自粛から、非常事態宣言、そして会社の休業。
私は仕事が休みになり、とっても暇。
ここ2週間、久し振りの長期休業となり、暫くは時間を持て余す日々でした。
仕事をしていないと、夜にお酒を飲んでも美味しくないという事が分かりましたね。

借金の用立てに、実家の親に会いに行ってきた。
コロナウイルス対策としては、親に会いに行くことはダメなんですが、
この状況で資金繰りが破綻しそうなので、そんな事も言ってられなく、
細心の注意を払いながら行ってきたのです。

父は今年90歳、庭の植木を見ながら、
「木々の緑を見ていると、心が休まる」
「若いときはそうでもないかも知れないけど、、」という事を話してくれた。

春の日差しを浴びて、草木の緑が綺麗だった。

「僕は2回死にかけていて、こんな年まで生きているなんて恐ろしいね」
と冗談みたいに言っていたけど、
「死ぬのは怖くない、前に心筋梗塞で入院した時も、全く覚えていない」
という話も最近はよく聞く。

よく聞くというのは、だいぶ年を重ねた肉体なもんだから、脳の回路も古くなり、
同じ事を何回も言うようになっているから。
ついさっき聞かれた事をまた聞かれるのです。
家族は慣れているので、さっき話した事をまた聞かれても、はじめての話題のごとく自然に同じ会話を繰り返すようになっています。
最初の頃は、「さっきも同じ事を話してたよ!」ってイライラしていたんですが、もうそんな事もなくなりました。

昭和の記憶をもっと聞きたいので、まだ父には生きていてほしいです。

ではー

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