就学猶予という選択

娘は、いま小学校6年生。
ずっと入院しているので、学校にはまったく行ってませんが籍はそのまま6年生のクラスに所属しています。

先日、卒業アルバムをどうするかということで、小学校の校長先生とお会いしてきました。
その時に、中学校への進学についての話になりました。

このままだと、学区内の中学校に普通に進学することになり、普通のクラスの一員として、名簿に名前が載ることになります。

僕も、そうなるんだろうなあと思っていました。
しかし、絶対に通うことのないクラスに所属するのもどうなのかなあとも思っていました。

そこで思いついたのが、特別支援学級について。

娘は、身体障害者1級なので、特別支援学級に入るという手があるのでしょうかと、校長先生に話してみました。

すると、特別支援学級があるのは、隣の中学校になるとの事でした。
校長先生も、特別支援学級に入るとしたら、そのような方向もあるし、手続きのことも話してくれました。

ただ、特別支援学級は1クラスの定員が6名だか8名だかと決まっていて、うちの子が入ることによって、定員をオーバーしたら、クラスを増やすとか、場合によっては、別の中学校の特別支援学級を増やすことになる場合もあるとの事。

校長先生と話しているうちに、学校に通学することがない(できない)のならば、就学猶予というものがありますよという話が出てきた。

就学猶予とは、障害などでどうしても就学できない義務教育の児童・生徒を就学させなくてもよいという、学校教育法で認められている制度の事。
憲法で決められている教育を受けさせる義務を猶予してくれるというものです。

娘は、学校に行くことはもうない。

最初から学校に来ない生徒が名簿に載っている事を、他の生徒はどう思うだろうか。
そして、特別支援学級に所属させたとしても通学しないのに定員枠を一人分使ってしまうのは、社会リソースの浪費じゃないか。

そう思い、中学校からは就学猶予の手続きをとって、学校という場から娘の存在をなくす事にしようと思っています。


ではー

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