どこまで苦しめばいいのですか(Day77)
娘が病院に運び込まれてから77日目、いまだに娘の心臓は動いている。
もう目を覚ますことは無いのに、この状態でまだ数ヶ月過ぎることになりそう。
時々肺炎をおこすので、抗生物質を投与しています。
抗生物質の投与も止めていいと先生には言いました。
けれど、いまやっている治療を途中で止めることはできないそうです。
いまの肺炎が落ち着いて、次に肺炎をおこして、薬を投与するようなことになったときに、親に判断を求めるということらしい。
人工呼吸器も、痰が詰まったりして機能しなくなるので、管を取り替えるという。
もし気管がむくんでいたりして、管が入らなかったら、気管切開するって。
呼吸の確保は命にかかわることだから、これは、親の判断も求めずに行うそうです。
もう、僕らが選択できることなんてなくなってしまっているみたいな。
娘は病院のものになっちゃったような気がする。
生きてもいないし、死んでもいない。
いや、やっぱり、生きてるのだろうか。
いろいろな考えがめぐる。
病院としては、抗生物質の投与は止めていいけど、呼吸器は止めることはできないって。
足の床ずれの後はぜんぜん直らない、なんだか目もむくんできていて白目がぶよぶよした感じになっている。
注射針のあともなかなか直らない。
もういいよ、十分がんばった。もうやめようよ。
僕たちどこまで苦しめばいいのですか。
AKBのポスターがたくさん貼られた娘の部屋でため息、、確かに娘はここにいたんだ。
では
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