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景気と残業

9月25日(土)の日経新聞朝刊のトップに、「トヨタ 人材育成へ残業解禁」という記事が載っていた。トップ記事にもってくるというのはそれなりのニュース。 これまで原則禁止状態にしていた残業。これから業績が上向きになって業務が増えても、中堅社員が人材育成をする時間を確保して、通常業務を残業で行えるものにするというのがこの記事の趣旨。 でも思ったのが、人材育成って結構重要な業務なんではないか?この記事を見ると、この会社は残業はあたりまえな事、人材育成は優先度が2番か3番に位置づけられているのだよ、ということを発表してしまっているように見える。つまり、仕事が暇な時は人材育成をする事ができるが、業績が良くなって仕事が増えたら、残業しないと人材育成はできません。って見えるのです。残業と言う言葉が浮いてしまっているんだよなぁ。 わざわざトップ記事に選ぶというのは、新聞社のデスクの考えなのだろうけど、この新聞の多くの読者はどのように受け止めてるのだろう。 景気が回復してきているという日経新聞のメッセージだとしたら、何か表現の仕方がまちがっているような気がしてならない。 ま、新聞ってそんなものか… 以上、私の個人的な感想です。 では~

New-kindle

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先日届いていて放置していた新しいKindleを開梱しました。 先週の出張の帰りの電車の中であまりにも暇だったので、うっかり発注したんです。ドルも安いし。 先代のKindle2よりコンパクトになってる。これならいつも持ち運べそう。 画面はほとんど同じ大きさ。 3G+WiFiモデル。軽さを追求してWi-Fiのみのモデルでも良かったんですが、せっかくのKindleなんだから3G付にしないとね。 ついでに、amazon純正のカバーも買いました。 ノベル版の本みたい。 先代のKindle2は、いつもカバンに入れて持ち運ぶにはちと大きかったので、新しいKindleには期待してます。 まだまったく使ってないのでなんとも分かりませんが、日本語フォントもOKみたいだし、Webの閲覧も結構できそうな感じ。 そもそも僕にはゆっくり本を読む隙がないので、どれだけ使うか分かりませんが、気が向いたらまたこのブログにでも書きます。 円高のうちに高い本を買っておくか。 ではー

「ビッグツリー 」 佐々木常夫

この本の著者の生き様を理解できない人も多いと思う。理解したと思っても、どこまで理解できているかはわからない。でも、それでいいんだと思う。 僕は、この本を読んで、とてもリアルな共感を懐いた。でも、たぶん2年前の自分が読んだとしてどこまで理解できたか?多分世の中にはすごい人がいるなぁ、俺も頑張らなくちゃ位のありきたりの感想しかもたなかったかもしれない。 僕にとっては、あまりにもリアルで、著者がどれほど壮絶な苦しみの中で生きてきたかというのがいたいほどわかる。 電車の中でこの本を読んでいたが、何度もあふれる涙をこらえた。 私は著者とは違う運命の受け入れ方をしているけれど、根本に流れるものは同じように思える。責任と無償の愛。そして自分自身の生を謳歌する事が希望につながる。 希望をもたせてくれた。 でも人の苦悩と幸せは相対的なものだから、この本を読んだみんなが理解でき、共感できる必要は無論ない。 それぞれの人の苦悩はそれぞれに深く、それぞれに幸せも大きい。 私を助けてくれている皆に感謝。 では~